エネルギーマネジメントってなに?
みなさんは普段、電気、ガスなどのエネルギーを効率よく使えていますか?
「エネルギーに詳しくないから」
「効率を意識したところで電気料金はそんなに変わらないだろうから」
と、取り組む前から消極的になっている方も多くお見かけしますが、もしかしたらそれはすごくもったいないことかもしれません。
電気料金のようなエネルギーコストは、プロに頼んで使用状況を調べたり、改善したりという取り組みをすることで大きく節約できる可能性があります。
とはいえ、「まず、エネルギーマネジメントが何なのかがよくわからない」という方も多いことでしょう。
今回は、そんなエネルギーマネジメントについてわかりやすくご紹介いたします。
電気を作り貯めることはできても、「ちゃんと使う」は難しい?
まず、エネルギーマネジメントとは、ご自宅、会社、工場、地域全体などでエネルギーを効率よく使うための活動のことです。
昨今では、ソーラーパネルの普及により電気をご家庭で作り貯めることも珍しくなくなってきていますが、「電気をちゃんと効率よく使えていますか?」と訊ねられたときに自信を持ってイエスと言える方はまだまだ少ないようです。
「電気をかしこく使う」こと。
これはいわゆる「省エネ」を指します。
しかしかしこく使おうにも、「何にどれだけ電気を使っているのか?」という使用量にかかわることは、一般的なご家庭、職場環境において一目瞭然になっているものではありません。
では、「ちゃんと使う」にはまずどうしたらいいのでしょうか?
エネルギーマネジメント事業者に依頼するとわかること
「見える化」するだけで大きな節約につながることも
たとえば、大きな工場では日々、とてつもない量の電気が使用されます。
「どの空間でどれくらい使用しているかを把握できていない」、「でも何だか使いすぎているような気がする」のであれば、「利用量の見える化」を業者に依頼してみましょう。
エネルギーマネジメント事業者への依頼は補助金を使うことで安く利用できる場合もあり、工事完了後は「どこでどれだけエネルギーを使っているか」が一目瞭然になります。
工場全体のエネルギー使用状況の見える化させることで、
「こんなところにもずっと電気を使ってしまっていたの?」
「これは使用量が多すぎる!」
といった現状がわかります。
工場の空調、照明などの設備機器を確認し、電気を使いすぎない方向に調整~制御することで、電気料金を大きく削減しやすくなり、より効率的に生産活動をおこなえるようにもなるのです。
また、エネルギーマネジメント事業者は企業のみをサポートしているわけではなく、一般的なご家庭もサポートしています。
具体的にどんなサービスを受けることができるの?
ご家庭のエネルギーマネジメント導入事例
ご家庭用のエネルギーマネジメントシステムのことを、HEMS(ヘムス/Home Energy Management System)といいます。
ご家庭にHEMSを導入する場合、まずエネルギーマネジメント事業者に依頼します。
工事をおこない、電気の使用量、(自家発電している場合は)発電量、ガス、水道の使用量をモニター画面~スマホ画面などで「見える化」させた後は、HEMS対応の家電~設備を適宜制御できるようになります。
会社によってはHEMS対応家電を一括でオフにできるようにしているところもあるため、こまめな節約を実現可能です。
企業のエネルギーマネジメント導入事例
BEMS(ベムス)とは「Building Energy Management System」の略称。
オフィス、事務所、企業のビル、病院、商業ビルなどの施設にかかわるエネルギーマネジメントのことを指します。電気使用量の見える化をおこない、エネルギーマネジメントができるようにする、という点においてはHEMSと同様です。
フロアが複数に分かれている場合~ビルが比較的大きい場合はどうしても施工箇所が多くなるため、ご家庭用の工事よりも施工完了までに時間を要する傾向にあります。
施工完了後は、空調機器~照明機器を自動で最適に運転できるようになったり、設備機器のスケジュール運転が可能になったりと様々なシステムを利用可能。抑制~制御の面で非常に便利になります。
※会社によりサービス~工事内容は異なります。
大きく分けるとサービスは4つ!
1.電気使用量の「見える化」を実現
電力使用量をリアルタイムで計測~目視で確認できるようになり、使いすぎを防ぐことができます。
2.DR(デマンドレスポンス)
エネルギーマネジメント事業者側が系統電力の使用量の操作~抑制してもらえるサービスです。
3.診断
「ちゃんと効率よく使えているか?」に関する診断を、報告書~レポートでもらえるサービスです。
定期的に省エネに関するアドバイス、提案を受けることができます。
4.改善策の提案
より良く省エネをおこなうための改修工事~新たな設備の増設についてなど、改善策について提案してもらえます。
どんなシステムをどんなふうに導入することになるの?
「HEMS」、「BEMS」、「FEMS」などのシステムを導入することになります
エネルギーマネジメント事業者に依頼すると、「エネルギーマネジメントを実現するためのシステム」を自分たちの活動空間に導入することになります。
このシステムは、ご家庭用なら「HEMS」、店舗や事務所~ビルなどは「BEMS」、工場は「FEMS」、対象が地域の場合は「CEMS」、マンションの場合はMEMSというふうに規模や環境に応じて名称が異なりますが、システムの内容はいずれも「エネルギーを管理できるようにする」というものです。
工事の内容としては、電力測定装置、情報収集装置、専用のブレーカー(分電盤)の取り付けなどの電気工事をコンセント部分などにおこないますが、工事の内容は会社によって異なります。
EMSを導入すると、全体的な消費電力の状況をチェックでき、遠隔でエアコン~照明などを消すことができるようになったり、不要な待機電力をカットできるようになったりと、エネルギーマネジメント事業者によってサービスは異なるものの、コストの削減につながる様々な工夫が実現可能になります。
補助金を使ってエネルギーマネジメントシステムを導入しませんか?
「なにからはじめたらいいかわからない」、そんな方はぜひともオリンポスへご相談ください
オリンポスは、一般家庭・企業様へEMS導入を、エネルギーマネジメントについてわかりやすくお教えするところからサポート致します。
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